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環境ニュース[国内]

イギリス EU排出量取引制度について 2006年の成果を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.02.20 【情報源】/2008.02.05 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省は2月5日、EU排出量取引制度(EU-ETS)について、2006年の成果を公表した。
 報告書は、EU-ETSの対象となっているイギリス産業部門の実績、及び影響を与えた主な要因(燃油価格、エネルギー価格、排出量予測など)について報告するもの。イギリスについては、3300万アラウアンスが不足する結果となったが、これは国内企業に現実的な排出上限値(キャップ)を設定した結果と言える。国際的な天然ガス価格の高騰により、発電用石炭の利用が増加したこともアラウアンス不足を助長した。
 一方、EU全体では、一部の加盟国で排出枠が過剰に配分されたことから、2006年を通して炭素価格が下落した。一部加盟国における排出枠の過剰割当は、第1期間の問題点として認識され、2008年1月1日に始まった第2期間では改善された。炭素価格は今のところ高値で安定している。
 なお、EU全体では、対象となっている1万2000施設において、排出量のモニタリング・報告の遵守率は100%であった。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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