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環境ニュース[国内]

イギリス 気候変動法案を修正 CO2排出削減目標の見直しを盛り込む

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.03.03 【情報源】/2008.02.18 発表

 2050年までのイギリスのCO2排出量削減目標の見直しを行なうことが、気候変動法の修正で盛り込まれる見込みとなった。これは気候変動法を強化するその他の修正案とともに決定され、同法案は間もなく上院を通過する。
 ベン大臣は、「気候変動に関する科学的な証拠は急速に変化しており、国際交渉の中で、先進国は2050年までに排出量を最大80%削減しなければならなくなる可能性がある」と指摘。このため、イギリス政府は気候変動委員会に対し、2050年までの削減目標を80%とすべきか、また、最初の3期分の炭素予算(各期は5年)について、意見を求めていると述べた。同委員会は12月1日までに答申を行う。法案の修正により、削減目標の見直しは正式な法定事項となる。
 今回の修正では、このほか、目標の遵守の強化、説明責任と透明性の強化、及び気候変動委員会の権限拡大などが含まれている。
 目標の遵守に向けて、政府は、担当大臣に対し、炭素予算を達成できる提案や政策を提出すること、こうした政策などを立案するに当たって2050年目標の達成を考慮することを求める という提案を行っている。
 また、透明性の確保に当たっては、炭素予算を達成するための提案や政策に関する報告書を公表するに当たり、政府に対し、5ヵ年の炭素予算について、毎年の炭素会計を示すことが義務付けられる予定。
 さらに、気候変動委員会の権限強化に関しては、政府が同委員会の意見を求め、その答申を考慮すべき事項が増える見込みである。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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