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環境ニュース[国内]

絶滅危惧種175種を確認 18年度「河川水辺の国勢調査」

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.05.01 【情報源】国土交通省/2008.04.25 発表

 国土交通省は、平成18年度「河川水辺の国勢調査」の結果概要を公表。「河川水辺の国勢調査」とは、河川環境の整備と保全を適切に推進するため、河川における生物相を定期的、継続的、統一的に把握することを目的に、河川ダムにおける生物調査等を行うもので、平成2年度より、5年を1巡として実施されてきた。対象は、魚などの水中生物のみならず、水辺や河原の植物や動物も含み、河川における生物相の基礎データを体系的に取得するもの。
 調査により、従来は分布が確認されていなかった地域における種の初確認など、学術上貴重なデータも得られた他、蓄積された情報が全国の河川管理に有効活用され、また大学等における研究のデータとしても利用されてきた。
 平成18年度からは4巡目の調査が実施され、今回は平成18年度に実施された一級水系96水系109河川と二級水系5水系5河川、管理中の99ダムにおける生物調査の結果の概要として発表したもの。「日本産野生生物目録」に掲載されている魚類の約8割が確認された他、環境省編「レッドリスト」の絶滅危惧IA類、IB類、II類指定種の約7%に相当する175種が確認されている。

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