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環境ニュース[海外]

フランス 2007年版エネルギー総覧を公表 再生可能エネルギーの割合が4.2%に急増

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2008.06.18 【情報源】フランス/2008.06.05 発表

 フランスのボルロー エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備大臣は、2007年のエネルギー総覧を公表した。
 一次エネルギー消費量は石油換算で2億7610万トンで、2006年と同程度だったが、以下3つの変化が注目される。
(1)エネルギー集約度が1.9%低下。2015年までにエネルギー集約度を毎年2%引き下げるという目標(エネルギー政策の方針を定める2005年7月13日法で決定)に沿っている。
(2)家庭・業務部門のエネルギー消費量は、過去10年以上高かったが、安定化した。
(3)一次エネルギー生産量に占める再生可能エネルギーの割合が4.2%と急増し、歴史的な高水準に。特に、風力発電は85%、太陽光発電は70%増加した。
 こうした進展にもかかわらず、エネルギー関係のCO2排出量は横ばいだった。主な原因は、原子力発電所の稼働率がこれまでより低く、石炭と天然ガスで発電しなければならなかったこと、及び運輸燃料消費量がわずかに伸びた(+1.4%)ことにある。2007年の温室効果ガス排出量は、2006年と同水準で、京都議定書目標を確実に下回ると見られる。
 ボルロー大臣は、エネルギー総覧での変化は肯定的なもので、約束された取り組みが成果を上げ始めている と評価した。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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