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環境ニュース[国内]

フランス 新規エネルギー技術実証研究基金を創設

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2008.08.06 【情報源】/2008.07.25 発表

 フランスのボルロー エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備大臣、ラガルド経済・産業・雇用大臣及びペクレス高等教育・研究大臣は、7月25日、新規エネルギー技術の実証研究基金を創設し、環境・エネルギー管理庁(ADEME)にその運営を委託した。
 2007年10月に環境グルネル(環境懇談会)の結論が出された際、サルコジ大統領は新規エネルギー技術(NTE)に予算を拠出する方針を発表し、「エネルギー、未来のエンジン、生物多様性、環境保健に関し、4年間で10億ユーロを約束するであろう。そのうち一部は原子力に、同額を技術研究に、そして環境被害の防止に充てるであろう」と述べた。また、環境グルネルは、環境に責任ある技術の分野で、実証研究の実施のため、公共支援の必要性を明確にし、特に、NTE予算の大幅な増額が必要だとしていた。
 今回、創設された最初の基金は、環境グルネルの約束に応えるもので、政府は4年間で4億ユーロを拠出する。第2世代のバイオ燃料、CO2回収・貯留、再生可能エネルギー温室効果ガス低排出車両、エネルギー効率のよい住宅、賢明なエネルギーネットワーク、エネルギー貯蔵とコンバータといった新規エネルギー技術が対象となる。
 フランスがNTE研究のトップランナーとなるだけでなく、欧州最初の計画の中で、産業主体を生み出すことを目指す。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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