EPA　電子機器リサイクルのためのガイドライン公表

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2008.11.11 【情報源】／2008.10.31 発表

　安全で環境に配慮した、電子機器リサイクルのためのガイドラインが、連邦政府や州政府、電子機器メーカー、リサイクル事業者等の代表が参加する作業部会によって策定・公表された。
　電子機器のリユースやリサイクルは、省エネや天然資源の保全を通して環境保全に役立つものの、使用済みの電子機器の扱い方が不適切な場合には、健康面、環境面で懸念されるような物質を放出してしまうおそれがある。
　今回策定された「電子機器リサイクル事業者認証プログラムで利用される責任あるリサイクル（R2)慣行」ガイドライン、通称「R2ガイド」では、アメリカ国内及び海外諸国において、リサイクル事業者が安全で合法的に資材を取り扱うための13の原則を示した。具体的には、リサイクル事業者が環境面での安全性や労働者の安全性を確保するための管理システムを確立すること、埋立や焼却よりもリユースやマテリアル・リカバリーを促進する政策を立案すること、リサイクル工程での排出や曝露を削減する方法を採用すること、さらに、リサイクルの流れ全体を通して物資が適切に管理されるよう追跡すること（海外に輸出される物資も含めて）などが盛り込まれている。
　ガイドラインの策定に当たった作業部会では、責任をきちんと果たしているリサイクル事業者を消費者が簡単に見分けられるようにするため、認証手続きの設立に重点を置いて検討していく。【ＥＰＡ】