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環境ニュース[国内]

平成19年度有害大気汚染物質測定調査結果 ベンゼンとジクロロメタンの環境基準超過地点減少

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2008.12.15 【情報源】環境省/2008.12.12 発表

 環境省は平成19年度に地方公共団体が実施した有害大気汚染物質の大気環境モニタリング調査結果を環境省の調査結果と併せ、取りまとめた。
 調査は大気汚染防止上の優先取組物質(注1)とされている22物質のうち、測定法が確立している計19物質を対象に実施している。
 19物質中、環境基準が設定されているベンゼントリクロロエチレンテトラクロロエチレンジクロロメタンの4物質について測定値と基準値を比較した結果では、トリクロロエチレンテトラクロロエチレン環境基準値はともに1立方メートルあたり200μg)、ジクロロメタン環境基準値1立方メートルあたり150μg、前年度1地点で基準超過)の3物質についてはすべての測定地点で環境基準値を下回っていたが、ベンゼン環境基準値1立方メートルあたり3μg)は測定地点459地点中3地点(前年度451地点中13地点)で環境基準値を超過した。
 4物質の継続測定地点での濃度の年平均値も、平成10年度以降、いずれも改善傾向にある。
 環境省では、今後とも、PRTRデータ及び有害大気汚染物質モニタリング結果等により、排出量や大気環境濃度等を継続的に検証・評価し、地方公共団体との連携のもと、有害大気汚染物質対策を推進していくこととしている。【環境省】


(注1)平成8年10月に中央環境審議会がまとめた「今後の有害大気汚染物質対策のあり方について(第2次答申)」の中で有害大気汚染物質としてリストアップされた234物質のうち、人の健康に関するリスクがある程度高いとして選定された物質。

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