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環境ニュース[国内]

オランダ EUのバイオ燃料持続可能性基準を歓迎

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2008.12.26 【情報源】/2008.12.12 発表

 欧州環境閣僚理事会が12月12日、再生可能エネルギー指令に合意したことを受け、オランダは、特に、バイオ燃料の持続可能性に関する基準が盛り込まれたことを歓迎した。
 この指令では、バイオ燃料のCO2排出削減性能に関する要求事項が規定されている。また、燃料作物の生産に当たっては、生物多様性保全上重要な地域を保護すること、炭素吸収源として高い能力を有する地域はそのまま吸収源として残すこととされた。湿原や古くからの森林などでの燃料作物の生産は禁止される。
 さらに、企業には、土壌、水、大気なども含めた環境影響や、劣化した土壌の回復、社会的側面、食糧価格、土地の使用権などに関する報告の提出が求められる予定。欧州委員会は、これらの事項についてまとめた報告書を2年に1度公表する。
 オランダは、これに先駆けて2006年にエネルギー用バイオマスに関する持続可能性基準を策定しており、イギリスでも同様の動きがあった。両国が協力することを決めたところ、ドイツも参加した。こうした動きが、欧州委員会を後押しし、この問題をEUレベルで取り上げることにつながった。【オランダ住宅・国土計画・環境省】

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