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環境ニュース[海外]

イギリス 未承認GMナタネ種子の混入を確認

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.01.06 【情報源】イギリス/2008.12.19 発表

 イギリス・サマセットの試験場で、通常のナタネ種子に、未承認の遺伝子組換(GM)種子が混入し、播種されていたことが明らかになった。
 この種子は、EUへの輸入と食用・飼料用への使用は承認されているが、栽培は未承認だった。ただし、GM物質の食品ルートへの混入はないとしている。
 イギリス環境・食糧・農村地域省GM検査官によると、発見されたのはGT73として知られる除草剤耐性のGMナタネで、2007年度にサマセットの0.9haの試験場で植えられた種子の0.05%程度という。この試験場及び隣接する春蒔きナタネの試験場で収穫された種子は隔離・保管され、この他には近隣で同時期に栽培されたナタネはないことが確認されている。
 同省は、2008年9月、新種の冬蒔きナタネの実験用種子から、少量のGMが発見されたとの連絡を受けた。主要農作物の種子の流通にあたり義務付けられている「国家リスト」承認テストを受ける前の種子であったが、出所を同じくする種子がスコットランドでの商業用テストで播種されていた。サマーセットでの事件は、最初の発見後に実施された追跡調査で確認された。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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