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環境ニュース[国内]

ドイツ パンフレット「データセンターのエネルギー効率化」を発行

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.02.02 【情報源】/2009.01.21 発表

 ドイツ連邦環境省は、パンフレット「データセンターのエネルギー効率化−ヨーロッパ、アメリカ、アジアにおけるベスト・プラクティス」を、独語と英語の2カ国語で発行した。
 これは、ドイツ連邦環境省の委託により、Borderstep研究所が作成したもの。最新のIT機器の省資源地球温暖化防止の可能性、そしてヨーロッパ、アメリカ、アジアにおけるベスト・プラクティスを紹介するものである。
 パンフレットの概要は以下のとおり。
●現在、既に利用可能なエネルギー効率の高い技術によって、2013年までにCO2排出量を1530万トン削減することが可能。特にサーバーやデータセンターは省エネの可能性が高く、最新の技術を利用することで、データセンターの管理者は、電力コストを36億ユーロ削減することができる。
●連邦環境省も省内の電算機センターの改善策を実施し、電力需要を60%(70,000kWh)削減し、CO2排出量を約44t削減することに成功した。
●Borderstep研究所の調査によると、ドイツにおけるサーバとデータセンターの電力需要は、2000年以降、2倍以上に増加し、2008年は、10.1TWhとなった。これは、中規模の石炭火力発電所4基分に相当し、電力コストは約11億ユーロにも上る。
●改善策は、ソフトウェアからハードウェア、電力供給、設計、そして空調の分野にまで及ぶ。
 なお、このテーマについては、世界最大のIT関連の展示会「CeBIT」で、3月5日に開催される「第3回グリーンITワールド会議」においても議論される。この会議は、ドイツ情報経済・テレコミュニケーション・ニューメディア連盟(BITKOM)、連邦環境省、連邦環境庁が開催するもので、テーマは「デジタル社会における持続可能性−ポテンシャルから実現まで−」。【ドイツ連邦環境省】

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