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環境ニュース[海外]

オバマ政権の地球温暖化対策が始動

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.02.04 【情報源】アメリカ/2009.01.26 発表

 アメリカのオバマ大統領は、1月26日、エネルギーの海外依存度を減らし、地球温暖化に対処するため、2つの大統領覚書に調印した。
 このうち、一つは、運輸省に対し、自動車の燃費基準を2011年型車から引き上げるよう求めるもの。石油危機を契機に1975年に導入された企業平均燃費(CAFE)基準を強化するよう命じた。また、もう一つは、国に先駆けて、厳しい温室効果ガス排出削減対策を講じている州の取り組みを阻害しないよう求めるもの。カリフォルニア州など12以上の州では、国より厳しい自動車排ガス基準が導入されているが、EPAはこれまでこれらの基準を容認していなかった。今回、オバマ大統領は、EPAに対し、直ちにこうした対応を見直すよう指示した。
 オバマ大統領は、現在の危機を前進のチャンスに変えるべきだとして、今、行動すれば、新たな産業を興し、古い産業を活性化することができると強調している。
 一方、ヒラリー・クリントン国務長官は、トッド・スターン氏を気候変動問題担当特使に任命した。スターン氏は、1997〜1999年に京都会議(COP3)とブエノスアイレス会議(COP4)で、ホワイトハウスの上級ネゴシエイターを務め、クリントン政権の世界気候変動イニシアチブの調整を担当。最近は、シンクタンクのアメリカ進歩センターにおいて、地球温暖化や環境問題を中心に扱う上級研究員を務めていた。【ホワイトハウス】【UNEP】

下記アドレス:ホワイトハウスプレスリリース

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