深刻な森林火災が続くオーストラリア南東部　今年に入って熱波が続く

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.02.09 【情報源】気象庁／2009.02.09 発表

　気象庁は、平成21年2月9日、深刻な森林火災が続くオーストラリア南東部で、1月末から2月初めに熱波と異常乾燥が続いていたことを明らかにした。
　オーストラリア南東部では、1月下旬から高温傾向となり、1月28日から2月3日の7日間平均気温は平年より4〜6℃が高い異常高温となった。また、オーストラリア南東部のメルボルンでは1月28日〜30日に日最高気温が43℃以上の日が続いた。
　オーストラリア気象局によると、7日には日最高気温が46.4℃ となり、メルボルンでの100年以上の観測史上の最高記録となった。また、オーストラリア南東部では長期間にわたって少雨傾向が続いていて、メルボルンの1月の月降水量も1mm（平年値：46.1mm）だった。
　同庁では、1月末から2月初めにおいて、ニュージーランド付近で高気圧が平年より強く、オーストラリア南東部では低緯度側からの暖気が入ったことが今回の異常気象の原因との見方を示している。【気象庁】