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環境ニュース[国内]

気象庁 平成20年度異常気象分析検討会 検討概要を公表

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2009.02.24 【情報源】気象庁/2009.02.23 発表

 気象庁は、2008/09年冬の日本の天候と循環場の特徴に関する平成20年度異常気象分析検討会の検討結果を公表した。
 それによると、2月22日現在の日本の今冬の平均気温は、北日本と東日本で、1946/47年冬の統計開始以降それぞれ第3位と第2位タイの高い記録となっており、日本海側の降雪量もかなり少なくなっている。北・東日本でラニーニャ現象発生時に暖冬となったのは、過去の統計で全事例中1〜2割程度と希なケースであった。
 この原因として同庁では、ヨーロッパから伝わる南アジア経由およびシベリア経由の偏西風の蛇行が、日本の東海上で低気圧を弱める方向に影響したことにより、ラニーニャ現象発生時に通常は日本の東海上で強まる傾向のあるアリューシャン低気圧が、今冬は弱かったためとの見解を示している。
 なお、世界的にはラニーニャ現象の影響と見られるスペイン周辺の低温、東南アジアや南米北部および地中海周辺の多雨、アルゼンチン北部の少雨などの特有の天候が現れていた。【気象庁】

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