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環境ニュース[国内]

EPA 2010年度予算案 過去最高の105億ドルに

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2009.03.09 【情報源】/2009.02.26 発表

 アメリカのオバマ政権は、2月26日、EPAの2010年度予算案を発表。EPAの予算額は前年度から34%増加し、EPA設立後、最高の105億ドルとなった。
 EPAのジャクソン長官は、この予算について、国民の健康保護や環境保全のために責任ある投資を行うことは、経済の活性化や安定化にもつながる と歓迎している。
 2010年度予算案の主な内容は、以下のとおり。
●州水質浄化回転融資基金(CWSRF)及び州飲料水回転融資基金(DWSRF)補助に39億ドルを充て、水質浄化事業約1000件、飲料水事業約700件を支援。
●世界最大の淡水資源である五大湖を保護するため、新たな五大湖イニシアティブに4億7500万ドルを支出。EPAは他の連邦機関や州等と協力しながら、外来種問題、非特定排出源、生息地の回復、底質汚染などに取り組む。
温室効果ガス排出量を2005年レベルから、2020年までに14%減、2050年までに約83%削減することを目指し、議会や関係者とともに排出削減プログラムを策定する。このプログラムは排出量取引制度(キャップ・アンド・トレード制度)を通じて実施される。温室効果ガス排出インベントリの整備などに1900万ドルを支出。
EPAの中心的な研究、執行、規制業務の強化。予算では、失効したスーパーファンド税の復活も提案されている。土壌汚染地域の浄化に充てるため、同税の復活により、毎年10億ドル以上を集める見込み。【EPA】

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