フランス　環境技術プロジェクトの募集を開始

【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2009.03.30 【情報源】／2009.03.19 発表

　フランスのボルロー　エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備大臣、ラガルド経済・産業・雇用大臣らは、環境グルネル（環境懇談会）での検討や環境産業戦略委員会（COSEI)作業グループの検討結果を受け、環境技術に関するプロジェクトの募集を開始した。企業競争力基金から、3年間で総額3000万ユーロを支給する。
　2〜5年という比較的短期間で実用化できる見込みの環境技術や画期的なサービスを対象に、パイロット事業、経済面・環境面のポテンシャルの実証事業などを支援する。
　承認された計画は、競争力・産業・サービス総局(DGCIS)、または、起業支援・イノベーション振興機構（OSEO）や環境・エネルギー管理庁(ADEME)から財政支援を受ける。
　企業競争力基金、OSEO、ADEME等による、この第一回目の募集では、特に地域の環境汚染（大気汚染、水質汚濁、廃棄物等）の防止・測定・対策に関する環境技術を対象にした、企業の研究開発・技術革新プロジェクトを支援することを目指す。以下5つのテーマが柱となるが、これらは、2008年12月に発表された環境産業に関する調査結果を踏まえたものである。
●監視し、追跡する：環境監視の徹底、環境チェーンにおけるトレーサビリティの改善
●対応する：環境汚染の処理の改善
●変革する：ゴミの削減と再利用
●防止する：持続可能な工業生産
●自然保護地域・生物多様性の保全を行う
【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】