イギリス　環境許認可手数料を大幅に減額

【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2009.07.10 【情報源】／2009.06.30 発表

　イギリス環境・食糧・農村地域省は6月30日、現在の厳しい経済状況を踏まえ、大気汚染規制に関する中小企業の許認可申請費用を、一定の条件下で6割減額すると発表した。
　地方自治体が規制を担当する印刷業や金属鋳造業は、大気汚染物質の排出量が一定量に達すると許認可を受ける必要がある。一般的な手続きで1561ポンドの費用がかかるが、中小企業の多くは、生産量が低下しても、将来の再申請にかかる労力を避けようとして、現在の許認可の維持を選択する傾向がある。
　こうした状況を踏まえ、以下の条件下で更新費用を6割減額することになった。
（1）工場の一時閉鎖あるいは稼働率の低下が最低12ヶ月継続していること、
（2）減額の適用期間は最長2年、
（3）稼働率の平常化など、状況が変わった場合は正規料金を支払うこと
　なお、ドライクリーニング店やガソリンスタンド等、既に減額措置が取られている事業者は対象外。【イギリス環境・食糧・農村地域省】