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環境ニュース[国内]

ドイツ・ボンで気候変動枠組条約関連特別作業部会等の非公式会合が開催される

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.08.18 【情報源】環境省/2009.08.18 発表

 平成21年8月10〜14日、ドイツ・ボンにおいて、「条約の下での長期的協力の行動のための特別作業部会(AWG-LCA)」及び「京都議定書の下での附属書I国の更なる約束に関する特別作業部会(AWG-KP)」の非公式会合が開催された。
 また、同会合に先立つ7日に、2013年以降の枠組みについての各国の提案に関する非公式セミナーが実施
 今回の非公式会合では、バンコク会合に向けて交渉テキストの各国提案の整理を行う方向で議論が進められたものの、締約国間の基本的立場の違い、とりわけ先進国と途上国の見解の開きに大きな変化はなかった。
 AWG-LCAでは、2013年以降の枠組みの主要点である先進国の削減約束及び行動と途上国の削減行動は意見が最も対立する分野のひとつであり、両者を統合して扱うべきとする米国・豪州・我が国等先進国側と、その性質の違いから分けて扱うべきとする途上国側の対立があり、議論の進め方が決まらなかった。
 また、AWG-KPでも、附属書T国全体の削減規模を先に決めるべきか否か、基準年をどこにとるべきか、先進国の約束の比較可能性をいかに確保すべきかといった基本的論点について、意見の歩み寄りは見られなかった。
 なお、2013年以降の枠組みの法的形式については、非公式セミナー等で有益な意見交換が行われ、EUも一つの法的文書が望ましいとする立場を明らかにするなど、各国のスタンスについて理解が深められた。特に、我が方提案との関係では、主要途上国に求める効率目標や遵守の基本的原則について、我が方の立場に対する各国の認識を深める上で役立った。【環境省】【外務省】

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