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環境ニュース[国内]

ドイツ 洋上風力発電機が送電網へ接続

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2009.08.26 【情報源】/2009.08.13 発表

 ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、8月13日、北海に建設中のドイツ最初の洋上風力パーク「Alpha Ventus」を訪問した。Alpha Ventus では、ボルクム島から約45km離れた水深30メートルの地点で5基の風力発電機が送電網へ接続したばかり。10月末までに12基が操業を開始し、約5万世帯分の電力を発電することになる。
 ガブリエル大臣は、洋上風力パークの建設により、少なくとも1000億ユーロの投資と3万人分の新規雇用の創出を見込んでいる。ガブリエル大臣は、「海岸地域は、ドイツ連邦共和国創立以降、最も大きな経済発展のチャンスを迎える」とコメントしている。
 Alpha Ventusは、ドイツにおける洋上風力エネルギー利用を最初に実現するプロジェクト。ドイツでは、2030年までに、出力2万5000MW分を導入することを目指している。
 これにより、国内電力需要の約15%を供給することが可能となる。既に、計8000MWに相当する20件以上の洋上風力パークの建設が許可されている。
 連邦環境省は、Alpha Ventusを通じて、数多くの情報と経験を集め、今後の洋上風力パークの開発に生かしていくとし、プロジェクトに、5000万ユーロを助成している。
 発電機は、Multibrid社とREpower社のものであり、EWE社、E.ON社、Vattenfall社が共同で出資・操業を行う。【ドイツ連邦環境省】

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