ドイツ　再生可能エネルギーに関する2つの報告書を公表

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2009.09.02 【情報源】／2009.08.24 発表

　ドイツ連邦環境省は、8月24日、再生可能エネルギーに関する2種類の報告書を発行した。年次報告書「再生可能エネルギーデーター：国内・世界における成長」では、2008年、連邦政府による多様な対策の結果、再生可能エネルギーについて成長のための良好な条件が整えられたことが分かる。
　再生可能エネルギー法により、電力需要に占める再生可能エネルギーの割合は15.1％に増加し、総エネルギー需要に占める割合は9.5％に達した。電力・熱・燃料部門では、CO2排出量約1億1000万tを削減した。また、再生可能エネルギーは、重要な経済ファクターのひとつとなっており、2008年、この業界の利益は、約290億ユーロに上った。また、28万人分の雇用がこの業界で創出されており、こうした傾向は、来年以降も続くという。
　また、「再生可能エネルギー：持続可能なエネルギーの未来に向けた革新」では、130ページにわたり、再生可能エネルギーに関する技術、社会的な条件、促進のための手段、環境と経済に関する視点について、詳細にまとめられている。【ドイツ連邦環境省】