ドイツ　インターネットサイト「経済と自然」を設置

　ドイツ連邦環境省は、インターネットサイト「経済と自然」を設置したことを発表した。これは、書籍「自然の生産性」の発行を契機に設置したもので、経済活動において生物多様性をどのように考慮するのか、自然の経済価値の高さについて、まとめられている。さらに、新刊「自然の生産性」について包括的な情報のほかに、連邦環境省が推進している研究「生態系と生物多様性の経済性（TEEB）」とイニシアティブ「ビジネスと生物多様性」についてもまとめられている。
　「自然の生産性」には、雇用、自然ツーリズム、自然治療から、生体工学、気候変動や自然災害からの保護など、自然によって無償で提供されているモノやサービス、それらの経済的価値について、数多くの事例がまとめられている。著者は、連邦自然保護庁長官、自然保護団体「NABU」代表、そして学者の3者である。【ドイツ連邦環境省】