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環境ニュース[国内]

GEF、UNEP、産業界による照明に関する新規プロジェクト 開始される

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.10.06 【情報源】/2009.09.25 発表

 省エネ型電球や高エネルギー効率照明装置の利用を促進する新しい地球規模のイニシアチブが発表された。これは、地球環境ファシリティ(GEF)と国連環境計画(UNEP)によるもの。
 途上国における温室効果ガス排出量やエネルギー代を削減するため、OSRAM社やフィリップス社から支援を受け、約2000万ドルの「高エネルギー効率照明装置のための世界市場改革」イニシアチブが実施される。市場は、白熱灯からエネルギー効率の高い代替製品に移行しており、これによって世界のエネルギー需要の最大18%が削減できるという。
 最近発表されたアメリカのグローバル・インダストリー・アナリスト社の報告書によると、2010年までに途上国では照明に関する市場は940億ドル以上となり、大規模な成長が見込まれている。照明技術が改善されなければ、4250 TWh(最新の全原子力発電所のエネルギー生産量の2倍)の電力が必要となる。
 既にアイルランド、オーストラリア、アルゼンチンでは白熱灯の段階的廃止に取り組んでおり、フィリピンでは、2010年初頭までに白熱灯の使用を中止することになっている。アメリカでは2014年までに最もエネルギー効率の悪い照明の使用を中止し、2012年までに100ワット白熱灯の使用を中止することになっている。EUでは2009年から段階的な廃止をスタートする。
 なお、照明に関連するCO2排出量は19億トンに上り、世界全体のCO2排出量の8%を占めている。【UNEP】

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