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環境ニュース[国内]

UNEP 保険業界における環境・社会・ガバナンス要因の重要性を強調

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2009.10.29 【情報源】/2009.10.22 発表

 国連環境計画(UNEP)金融イニシアティブは、環境に配慮した、低炭素経済へのシフトをスピードアップするために、保険業界が重要な役割を有しているとする報告書を公表した。この報告書「持続可能な保険に関する世界の状況 保険業界における環境・社会・ガバナンス要因の理解と統合」は、世界の保険会社や著名な研究者が、UNEPの支援を受けて調査を行い、とりまとめたもの。
 報告書では、環境・社会・ガバナンス(ESG)要因は、保険及び保険会社の投資運用と関連があり、多くのESG要因がもたらした世界規模の長期的なリスクは、保険会社の支払能力や保険業界の長期的な健全性をむしばむと指摘。
 また、リスク管理などで様々な役割を果たしてきた保険会社にはESG要因を管理する能力があるが、競争の激しい、規制された業界では、ESG要因に取り組むことが、重要な課題に打ち勝つことになるという。
 この他、統合的なESGリスクマネジメントの促進が必要であること、ESG要因のリスク評価を踏まえて、保険引受事業者は、多くのESG要因への社会的な対応を判断できると指摘。さらに、保険業界が「持続可能な保険原則」を策定し、採択すること、政策立案者や規制担当者はESG要因に関する法的・規制的な枠組みを必要に応じて確保するべきだとしている。【UNEP】

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