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環境ニュース[国内]

イギリス 国際便で外来種のバッタが到着

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.11.04 【情報源】/2009.10.23 発表

 イギリス食糧環境研究庁(FERA)の検査官は、10月半ば、ロンドン・スタンステッド空港で、インドからの到着便に色鮮やかなバッタを発見。害虫識別チームはこのバッタをペインテッド・グラスホッパー(Poekilocerus pictus)と確認した。バッタは体長6cm、青と黄色でオモチャの模型のようにくっきりとした色彩をしている。
 イギリス国内で、このバッタが生きて確認されたのは今回が初めてだが、FERAの昆虫学者で無脊椎動物管理者のレイド氏は、一匹だけでは繁殖もできないしイギリスの気候では生き伸びることもないだろうと説明している。
 必ずしも常にというわけではないが、輸入された昆虫の中には、大発生し、作物などに打撃を与えるものも多い。
 このバッタは、パキスタンやインドでトウワタを主食としつつ、ナスや柑橘類、ジャガイモ等に被害を出しており、経済害虫と見なされている。バッタ類は、牛と同体重に換算すると牛の8倍の速さで餌を食い尽くすという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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