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環境ニュース[国内]

欧州委員会 軽商用車のCO2排出量削減を提案

大気環境 交通問題】 【掲載日】2009.11.10 【情報源】/2009.10.28 発表

 欧州委員会は、軽商用車(いわゆるバン)の平均CO2排出量を、1キロメートル走行当たり175グラムまで削減するEU規則案を提案した。長期的には2020年までに1キロメートル当たり135グラムにまで削減することを目指し、2014〜2016年にかけて段階的に提案を実施する。対象となるのは、車体の重量が2610キログラム以下、積荷重量が3.5トンまでのバン。
 この規制により、EU域内で新規に登録されるバンについては、2014年には75%の車両が、2015年には80%の車両が、さらに2016年以降は全ての車両が基準を満たさなければならない。あくまで排出量の平均値で規制するため、基準以下の車両とバランスがとれていれば、基準を上回る車両を生産することができる。
 なお、CO2排出量を削減するインセンティブとして、各自動車メーカーは、基準をオーバーした場合、基準を超えたグラム数(CO2)に、登録した車両の台数を掛けた金額を課徴金として支払わなければならない。
 軽重量車は、EU全体のCO2排出量の12%を占めており、今回の対策は、EUの燃費改善戦略の重点の一つとなる。【欧州委員会環境総局】

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