一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス 野鳥の個体数が回復
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.11.10 【情報源】/2009.10.29 発表
イギリス環境・食糧・農村地域省は、2007/2008年の野鳥の個体数に関する新しいデータ「野鳥類個体数指標」を発表した。これは鳥類学ブリティッシュトラスト等によるデータを基にしたもの。イギリスでは、ここ2〜3年、野鳥の数が減少していたが、今回のデータにより、2007/2008年については、全体的にやや増加してきていることが明らかになった。森林、湿地帯、農地の野鳥数はわずかに増加、海鳥類はわずかに減少した。
指標の主なポイントとしては、野鳥類全体の指標(114種)は、1970年から2008年にかけて3%増加。
また、農地系の野鳥指標(19種)は2007年から2008年にかけて1%増加したが、1970年レベルよりは47%低い。森林系の野鳥指標(38種)2007年から2008年にかけて7%増加、1970年レベルに比べると14%低い。
湿地帯の野鳥指標(26種)は2007年から2008年にかけて6%増加。1975年レベルより1%高い
海鳥類の指標は(19種)2007年から2008年にかけて1%減少。1970年レベルより27%高い【イギリス環境・食糧・農村地域省】