一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

フランス 地球温暖化への適応戦略作りに向け報告書を提出

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.11.16 【情報源】/2009.11.05 発表

 フランス国立温暖化影響観測所(ONERC)は、2009年の報告書をボルロー・エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋大臣に正式に提出した。
 この報告書は、地球温暖化による影響のコストを評価するとともに、2030年、2050年、2100年に向けて、フランス本国の地球温暖化への適応方針を調査するもの。ONERCでは、水資源、生物多様性、健康、農業、エネルギーなど鍵となる10分野について詳細に検討するため、学際的な専門家グループを動員。
 実施された評価では、適応策を講じなかった場合、地球温暖化によるコストは年間数十億ユーロに達することが明らかになり、地球温暖化による悪影響を制限するような適応方針がいくつか示された。
 地球温暖化への適応に関する全国計画は、環境グルネル(環境懇談会)の実施に関するプログラム法に従い、遅くとも2011年には策定される。今回提出されたONERCの第3次報告書は、2009年末から始まる、この計画の準備のための協議に役立つ。
 報告書の提出を受けて、ボルロー大臣は、温室効果ガスの排出削減に向けて努力を倍増していかなければならないが、一方で、地球温暖化に社会が適応していくために長期的な戦略を打ち出していく必要があると指摘。数週間後に作業が始まる全国適応計画について、運輸、建物、国土整備、エネルギー、林業、農業といった分野がターゲットになると述べた。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース