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環境ニュース[国内]

フランス 生物多様性全国行動計画に関する声明を発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.11.18 【情報源】/2009.11.04 発表

 フランスのジュアーノ閣外大臣(エコロジー担当)は、11月4日の閣議において、2010年に向け、生物多様性全国行動計画に関する声明を発表した。
 2010年は国連により「国際生物多様性年」とされ、1992年のリオ・サミットにおいて生物多様性条約に署名した国々が、目標を達成できなかったことを確認し、各々の取り組みをまとめる年となる。
 フランスの生物多様性全国行動計画は、すべての関係者を集めた方針委員会により策定され、国内の自然遺産のインベントリ(目録)や、全ての地方公共団体が科学者や団体等と協力して自主的に策定する自治体のインベントリを通して、生物多様性に関する知識を高めるのに役立つと期待される。生物多様性に関する調査への市民参加も奨励される。
 また、生物多様性生態系サービスへの経済学的なアプローチに関する検討作業も継続される。生物多様性に関するコストを組み込んでいくため、公共機関や民間企業のあらゆる意思決定の詳細を明らかにしていくことが望ましい。
 そして、フランスが、「生物多様性生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)」の2010年の設立を支持する方針も確認。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のような、世界的に権威のある科学的な機関が、生物多様性分野において早急に専門家や知識を動員するために不可欠だとしている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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