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環境ニュース[国内]

アメリカ SO2の大気質基準を40年ぶりに改正

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2009.11.26 【情報源】/2009.11.17 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、SO2の大気質基準を40年ぶりに強化する提案を行い、パブリックコメントを募集している。SO2は発電所や工場などから大気中に排出される物質で、ぜんそくを悪化させたり、呼吸器系の疾患を引き起こしたりする恐れがある。
 EPAでは、現在のSO2の健康基準(24時間値、年間値)を廃止し、新たに、全国に適用する基準を1時間値50〜100ppbとすることを提案。これは、5分〜24時間という短時間の曝露から、健康を守ることを念頭において設定されたもので、現在の基準よりさらに保護を強化するという。
 また、SO2のモニタリングや報告に関する要求事項も改正。モニタリング装置を都市部及びSO2濃度が高い地域するとともに、SO2濃度が短期的に健康に影響を及ぼすようなレベルに達した場合に、各州が警報を出しやすくできるよう、大気質インデックスに変更を加える。
 なお、今回の提案は、SO2の第一基準(人の健康の保護が目的)を改正するもので、第二基準(環境などの保護が目的)については、2011年に別の提案の中で改正する予定。【EPA】

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