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環境ニュース[国内]

アフリカ地域でCDM事業が急成長

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.11.26 【情報源】/2009.11.17 発表

 ケニヤのナイロビで、11月23〜24日にグリーン電力に関する会議が開催された。今、アフリカ地域ではグリーン・エネルギーや地球温暖化防止のためのプロジェクトが急速に増えている。
 これらはクリーン開発メカニズム(CDM)事業の一部として行われ、現在、23カ国で112件の事業(2割がアフリカ北部、8割がアフリカ南部)が実施されており、事業規模は年間2億1200万ユーロに相当する。さらに、2012年までには、260件のCDM事業が実施または承認される予定。2004年にはゼロ件、2008年にはわずか5件であったことを考えると、急速に伸びていうことが分かる。
 しかし、世界では4730件を超えるCDM事業が実施または承認間近な状況で、そのうち最大の割合を占めるのは、アジア太平洋地域で3700件以上、次いで、ラテンアメリカ・カリブ海地域で820件近くとなっており、アフリカ地域の事業件数は他の地域と比べるとまだまだ少ない。
 専門家によると、アフリカ諸国は、第15回気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)前に、CDMの改革を強調する必要があり、さらに、洗練された市場メカニズムを構築し、アフリカ地域でのCDM事業に伴う特別なリスクを管理しなければならないとしている。【UNEP】

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