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環境ニュース[国内]

イギリス 家電製品のエネルギーラベルの表示は本物?

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2009.12.09 【情報源】/2009.11.30 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省が売れ行きのよい家電製品を調べたところ、貼り付けられているエネルギーラベルの表示に適合していない製品があることが明らかになった。家電製品の多くは、エネルギー消費量、エネルギー効率、その他の特徴を明記してラベルに表示することが義務付けられている。同省では売れ筋の洗濯機、オーブン、電球について検査を実施。
 その結果、洗濯機・乾燥機については、調査した24台のうち、16台はラベルに表示されたとおりの性能ではなかった。4台は表示通りのレベルでは乾燥できず、消費者がエネルギー効率のよい家電製品だと思って購入しても、乾燥時間がかかり、表示以上にエネルギーを消費する可能性がある。
 また、オーブンについては、24台のオーブンのうち、23台はエネルギー効率ラベルどおりの性能であった。
 電球については、法律上ラベルが義務づけられているにもかかわらず、全く貼っていない商品があった。電球型蛍光灯のうち、4分の3は、ラベルの表示通りの性能だったが、古いタイプの白熱電球の43%とタングステンハロゲン電球の31%は表示通りの性能ではなかった。また、電球型蛍光灯(CFLs)の8%は、エネルギー効率が最も良い「A」ランクと表示されていたが、実際は「B」ランクだった。
 同省では、消費者がベストな製品を選択できるよう、EUに対してエネルギー効率ラベル制度(A−Gレベル)の改善を求めるとともに、対象品目の拡大についても求めていくとしている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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