ドイツ　経済と政治の地球温暖化対策ダイアローグをスタート

　ドイツ連邦環境省は、12月4日、「経済と政治の地球温暖化対策ダイアローグ（対話）」を開始することを発表した。レトゲン環境大臣は、「地球温暖化対策ダイアローグは、ドイツの経済革新の刺激となる」と語った。設立発表の場には、シーメンス社やアリアンツ社、フィースマン・ヴェルケ社の代表が同席した。
　出席者らは、地球温暖化防止と経済成長は対立するものではなく、共存するものだと強調し、「地球温暖化対策はエンジンとなって、技術革新を促進し、ドイツの競争力を高める。ドイツの企業は、温暖化対策が大きなチャンスであることをずっと前から理解している。コペンハーゲン会議の終了後、地球温暖化防止政策の成功が、国内経済の革新戦略の核であることを、経済界と政界に納得させるため、地球温暖化対策ダイアローグを開始する」と述べた。ダイアローグは、最初は、工業部門、金融部門、建設部門で集中的に実施される。【ドイツ連邦環境省】