フランス　地球温暖化適応全国計画の策定に向けて協議

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.12.17 【情報源】／2009.12.07 発表

　フランスのジュアーノ閣外大臣は、12月7日、地球温暖化適応全国計画の策定に向けて、協議を開始した。この計画は、地球温暖化に伴って生じる恐れのある被害に対して、抵抗力の向上を図るもので、2011年に策定が予定されている。
　環境グルネル（環境懇談会）の約束に従い、この計画では、生物多様性の保全、水問題、森林の変化、沿岸地区での適応、洪水対策など多様なテーマについて野心的な対策を盛り込む予定。計画の策定に向け、ボルロー大臣とジュアーノ閣外大臣は、環境グルネルの代表5名を集めた幅広い協議に期待する。
　国会議員のアヴァール氏（ローヌ地区選出）、サディエ氏（サヴォア地区選出）、気象学者のジューゼル氏が座長を務める3つの作業グループでは、公共機関、民間企業、市民から、全国計画について意見や勧告を集める。
　また、協議のための会議を本土・海外県の地域圏ごとに組織し、インターネットを通じてパブリックコメントを募集する。【フランス　エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】