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環境ニュース[国内]

絶縁油中の微量PCB に関する簡易測定法マニュアルを公表

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2010.01.25 【情報源】環境省/2010.01.25 発表

 環境省は、平成22年1月25日 絶縁油中の微量PCB に関する簡易測定法マニュアルを作成し、公表した。
 同省では、財団法人産業廃棄物処理事業振興財団に設置された「微量PCBの測定に関する検討委員会」(微量PCB測定委員会)(委員長:森田昌敏愛媛大学農学部生物資源学科教授)において、平成20年度に実施した公募に対して測定方法及び従前より評価を進めてきた測定方法について、簡易測定法に関する測定要件定め、検討を行ってきた。
 その結果、絶縁油中の微量PCB濃度の測定に活用ができると判断された以下の簡易測定方法について、「絶縁油中の微量 PCBに関する簡易測定法マニュアル」を作成したもの。

○機器分析法
・高濃度硫酸処理/シリカゲルカラム分画/キャピラリーガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/キャピラリーガスクロマトグラフ/電子捕獲型検出器(GC/ECD)法
・溶媒希釈/ガスクロマトグラフ/高分解能質量分析(GC/HRMS)法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/トリプルステージ型ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS/MS)法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/ガスクロマトグラフ/四重極型質量分析(GC/QMS)法
PCBの一部の化合物濃度から全PCB濃度を計算する方法

○生化学的分析法
・加熱多層シリカゲルカラム/アルミナカラム/フロー式イムノセンサー法

 同省では、評価検討作業は現在も継続中であることから、検討の結果新たに活用可能と判断される方法については本マニュアルに順次追加し、平成22年7月1日よりこれらの方法により測定する予定。
 また、今後、廃電気機器等に係る絶縁油のPCBによる汚染状況の確認の際に本マニュアルに定める簡易測定法が活用されるよう、必要な周知等を行うとしている。【環境省】

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