アメリカ　各州でのエネルギー効率化対策を支援へ

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.02.12 【情報源】／2010.02.02 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）とアメリカエネルギー省（DOE）は、各州でのエネルギー効率化対策を支援する「州エネルギー効率化（SEE）行動ネットワーク」を設立することを発表した。このネットワークでは、2020年までに、家庭や職場、建物、産業部門において、費用対効果的にエネルギー効率化を進めようとする州をサポートする。
　既に2005年秋に、電力会社やガス会社、各州の行政機関などが協力して、エネルギー効率化に関する国レベルの野心的な目標を打ち出そうと、「エネルギー効率化のための全米行動計画」という官民のイニシアティブがスタートしている。今回設立されたSEE行動ネットワークでは、「エネルギー効率化のための全米行動計画」で示された様々な目標を活用しつつ、当初の想定より5年早く、これらの目標を達成することを目指して省エネ対策などに取り組む予定。
　EPAやDOEでは、SEE行動ネットワークを通じて、住宅の効率化プログラムや、財政支援策、エネルギー消費量に関する情報の提供など、各州が実施する対策に、技術的な支援などを提供していくとしている。【EPA】