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環境ニュース[国内]

地球温暖化とPOPsの影響に関する国際調査報告書を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2010.03.23 【情報源】/2010.03.12 発表

 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs)事務局は、イタリア・パルマで開催された第5回環境・健康に関する省級会議で、気候変動残留性有機汚染物質(POPs)が人の健康と環境に与える影響について、新たな国際調査報告書を公表した。報告書は、地球温暖化やPOPsの影響を科学者や政策立案者がよく理解するための概要を示すもの。
 調査は12カ月間実施され、北極監視評価プログラム(AMAP)、カナダ環境省、スイス連邦工科大学、欧州モニタリング評価プログラム(EMEP)、国際POPs廃絶ネットワーク(IPEN)等5カ国10団体以上が協力。最新の科学的知見を再検討し、POPsの評価に関する情報を提供している。
 データから、気温が高くなると、野生生物がさらに危機にさらされることがわかった。特に北極地域では、氷床の融解や生体間の移動とともに、大気や海洋の長期的な移動の変化などによって、ホッキョクグマやアザラシなど、海洋ほ乳類の曝露レベルが変わる可能性がある。また、氷や雪が溶けてPOPsが放出され、大気中や海洋中のPOPs濃度が上昇しているという。この背景には、地球温暖化により排出量が増えている可能性がある。【UNEP】

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