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環境ニュース[海外]

EU、水浴場の水質に関する年次報告を公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2010.06.22 【情報源】EU/2010.06.10 発表

 欧州環境庁(EEA)と欧州委員会は、年次報告書「2009年水浴場の水質」を公表した。これによると、水浴場である海岸の95%と河川と湖の90%が最低基準を満たしていることが示されている。
 報告書は、水浴場2万ヶ所の水質を調査の結果をまとめたものである。そのうち3分の2が海岸であり、残りが河川と湖であった。海岸における水浴場では、基準値を下回るところが、1990年は80%であったのが、2009年には96%まで増加した。河川と湖では、その率が52%から90%まで上昇した。2008年と2009年を比較すると、基準値を下回る水浴場の数は僅かに減少した。海岸水浴場では1%減、河川及び湖の水浴場では3%減であった。厳しい指標値を満たした水浴場は、1%上昇し89%となったが、河川及び湖だけで見ると3%下がり71%となった。このような毎年の変化は、過去にはなかった傾向である。
 フランス、ギリシャ、ポルトガル、キプロスにおいては、ほぼ全ての海岸における水浴場が指標値を達成した。EU 内の2%の海岸における水浴場が、2009年、使用禁止となった。そのほとんどがイタリアである。河川及び湖の水浴場の状況は地域ごとに大きく異なり、フィンランド、フランス、ドイツ及びスウェーデンにおいては指標値を満たすところが多かった。【欧州環境庁】

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