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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、環境に優しい芝生管理と庭造りのヒントを紹介

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2010.06.24 【情報源】/2010.06.16 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、夏を前に、環境に優しく時間とコストの節約にもなる、芝生と庭の管理方法を紹介している。密で豊かな芝生は、土壌の流出を抑制し、雨水や大気の汚染物質を除去し、二酸化炭素を酸素に変える働きもある。主なものは以下の通り。
●芝刈り機の刈高を3インチ(約7.6 cm)に設定する。芝の葉の表面積が大きくなり、光合成が進み、根も深く張るため乾燥や昆虫への耐性が高まる。雑草も生えにくくなり、土壌の保水力も高まるので、水やりや草取りの手間が省け、水道代も節約できる。
●刈り取った草は芝生に放置し自然分解させる。刈り取った草は90%が水分なので短時間で分解され、豊かな栄養分を庭の土に返す。農薬や肥料の必要がなくなり、刈り取った草を集めてゴミ袋につめる手間も省けるうえ、埋立処分場の省スペースにもなる。埋立処分の20〜40%は、庭から出る廃棄物で占められている。
●粘土、砂、微砂を混合して土作りをする。肥料は、化学肥料でなく、堆肥や刈り取った芝を使う。固結した土はほぐして通気をよくすると、栄養や水が行き渡り根張りもよくなる。
●環境に優しい庭造りとして、芝生の面積を縮小し、グラウンドカバーに在来種の多年草や野の草花を配して自然環境に近い状態を作る。在来の植物であれば、あまり肥料もいらず、害虫への耐性も高いので農薬も少なくて済む。芝生の一部を樹木に植え替える。【アメリカ環境保護庁(EPA)】

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