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環境ニュース[国内]

イギリス、廃棄物政策前面見直し実施を発表

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2010.06.28 【情報源】/2010.06.15 発表

 イギリスの環境・食糧・農村地域省は、廃棄物政策の全面的な見直しを行うことを発表した。見直しには下記のテーマが含まれる。
●地域社会と個々の家庭における廃棄物政策の効果と最善の決定を行うための自治体の任務
廃棄物及びリサイクル産業の英国経済と環境への貢献
廃棄物排出量と資源埋め立ての大幅な削減、資源の源から使用用途の終わりまでのサイクルを考慮
●商業廃棄物の取引や責任のある取引の促進、生産と販売において発生する廃棄物量を削減する新しいアプローチ

 新政権の連立協定には、政府が、ゼロ廃棄物経済に向けて取り組み、さらに自治体議会が、人々がリサイクルに対し対価を払い、廃棄物削減に取り組むことを奨励し、そして、嫌気発酵による廃棄物からエネルギー生産の大幅な増加を促進することが記されている。
 埋立地における生分解性素材の分解により発生するメタンガスは、イギリス全体の40%に相当し、温室効果ガス全排出量の3%に相当する。今月の1トンあたりのリサイクル価格は、新聞紙は最大 85ポンド、ペットボトルは 252ポンド、アルミニウムは 843ポンドとなっている。アルミニウムをリサイクルする場合に必要なエネルギー量は、新規生産と比較すると20分の1となる。
 2008年から2009年にかけて、地方自治体によって回収された一般廃棄物量は2703万トンであり、そのうち50.3%は埋立地に送られ、36.9%がリサイクル、または堆肥化され、 12.2%は、エネルギー利用されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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