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環境ニュース[海外]

中国、巣湖の緑藻大発生で飲料水にも不安と発表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2010.07.22 【情報源】中国/2010.07.09 発表

 中国国家環境保護総局は、中国で5番目に大きい淡水湖の巣湖(安徽省)で緑藻が大発生し、湖の東に位置する巣湖市の市民30万人の飲料水の水源が脅かされていると発表した。湖の東側部分3〜4平方キロメートルを覆う緑藻の大発生は、汚染が進んだ湖の西部から流れてくる温水と大量の排水に原因があると、巣湖市の環境保護局はみている。1万3000平方キロメートルの面積を持つ巣湖には深刻な環境汚染が広がり、安徽省の都市化と工業化の進展によって、湖の土手の破壊や湿地帯の被害が生じている。市当局は、緑藻の監視を強化するとともに除去作業の船を投入している。住民への飲料水供給にまだ影響は出ていないものの、緑藻の発生場所が水源に非常に近いため、今後は、通常4時間ごとの水質検査を2時間ごとに行なう予定であるという。中国では2007年、国内3番目の淡水湖の太湖(江蘇省)で藻が大発生し、付近の無錫市の市民100万人が10日間以上も水道水の供給を絶たれている。【中国環境保護部】

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