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環境ニュース[国内]

ドイツ、CO2の回収・輸送・長期的地下貯留技術の実証及び利用に関する法案骨子を発表

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2010.07.26 【情報源】/2010.07.14 発表

 ドイツ連邦環境省とドイツ連邦経済省は、CO2の回収・輸送・長期的地下貯留技術(CCS)の実証及び利用に関する法案の骨子を発表した。法案では、貯留技術の実証について認可後、2017年に包括的に評価することが含まれている。これにより、連邦政府は、CCS技術に関する問題点の解決に取り組み、人々が持つ多様な不安を解消するとしている。
 概要は下記のとおり。
●実証における貯留の制限:2015年末までに認可申請を行い、一ヶ所の貯留場所における年間貯留量が300万トンを超えず、ドイツ全体の年間貯留量が800万トンを超えない場合に、貯留が認可される。
●審査:同法は、2017年に包括的に審査され、連邦政府は、連邦議会に報告書を提出する。報告が肯定的な結果となる場合、貯留量の規模が拡大される。
●高い安全保障基準:実証貯留には、人や環境への影響に対し、先端の学術と技術で取り組む。
●運営者は、起こりうる長期的な危険を効果的に回避する。
●地熱やエネルギー貯蓄といった地下における他の利用目的についても、包括的に考慮する。
●土地の調査や利用の際には、土地所有者の権利をより保護する。
●憲法の規定に沿い、該当する自治体は、財政的相殺を受ける。
ドイツ連邦環境省】

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