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環境ニュース[国内]

中国、天然ガスが環境適合型エネルギーの要に

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2010.08.09 【情報源】/2010.07.28 発表

 中国における液化天然ガスの需要が増大し、2020年には48%増になるとの予測が、イギリスのエネルギー・コンサルタント会社、ウッド・マッケンジーの報告書の中で示された。中国の国家発展改革委員会によると、過去半年の天然ガスの消費量は、世界的な金融危機の反動で、昨年同期比で22.1%増加。ウッド・マッケンジーは、中国の1日当たりの天然ガス需要量は、昨年の90億m3から2030年には4440億m3まで増加し、シェールガスがこうした需要増加を支える供給源となるだろうと予測している。シェールガスとは、泥岩であるシェール(頁岩)に含まれる非在来型天然ガスの一種で、アメリカをはじめ世界各国で、天然ガスの供給源としての重要度が高まっている。国際エネルギー機関(IEA)は、中国のシェールガス埋蔵量を26兆m3と推定しており、中国政府もシェールガスの生産につながる新技術に興味を示している。中国の国有石油大手、中国石油化工(シノペック)は、四川省でシェールガス探査を行うための部門を今月に入り立ち上げた。また、同社は貴州省と江蘇省でも、国際石油資本の一つであるBP社と共同でシェールガス探査を開始しており、これにより中国が必要とする先進技術の獲得が期待されている。【中国環境保護部(MEP)】

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