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環境ニュース[国内]

EU、「環境政策年次報告書2009年版」を公表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.08.23 【情報源】/2010.08.10 発表

 欧州委員会は、8月10日、「環境政策年次報告書2009年版」を公表した。これは、2009年の環境政策をレビューするものであり、1年間の環境政策の発展、欧州連合と加盟国における環境政策の現状についてまとめている。
 報告書全般において、加盟国が、自国の景気対策に、低炭素経済と資源効率経済の視点を組み込んでいることが示されている。2009年に欧州委員会が提案し、2010年6月に欧州理事会によって承認された経済戦略「ヨーロッパ2020」では、資源の効率的利用への転換を支援している。
 報告書は、第6次環境行動計画において定められている重点分野(「気候変動」、「自然と生物多様性」、「環境と健康」、「自然資源と廃棄物」)におけるデータと傾向を示している。一部の重点分野では明確な改善が見られるものの、「生物多様性」などにおいて、追加的な努力が必要な状況であると述べられている。
気候変動:2009年は特に積極的な努力が行われた。さらに、気候変動エネルギー政策パッケージも公式に承認された。
●自然と生物多様性:欧州連合及び世界における生物多様性の状況は憂慮すべき事態にある。自然と生物多様性を効果的に保護するために、国際的な取り組みが必要である。そのため、欧州連合は、2009年、生物多様性および生態系に関する政府間プラットフォーム(IPBES)といった国際的なイニシアティブで積極的に活動した。
●健康と環境:人間の健康に対する環境の悪影響を制限するために、欧州連合は、2009年、REACHプログラムに基づく化学物質規則、水枠組み指令、産業排出指令等の実行に取り組んだ。
廃棄物・自然資源:欧州委員会は、2009年、必要な実践的な対策をより理解するために、最終消費者フォーラムを設立した。
【欧州委員会環境総局】

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