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環境ニュース[国内]

中国、深海エネルギー探査基地の建設へ

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2010.09.09 【情報源】/2010.08.27 発表

 中国は、深海のエネルギー資源探査のため、東海岸の山東省青島市に研究基地を建設する、と発表した。研究基地は、青島市の陸上26ヘクタール、海上62.72ヘクタールの敷地に建設され、中国の有人潜水艇「蛟龍」の陸上支援基地となる予定。中国国家海洋局、科学技術部によれば、既に設計段階に入った研究基地の初期建設費は4億9500万元(約7280万米ドル)に達するという。水深4000メートルから6000メートルにかけての深海には、希土類の鉱床や、天然ガスと水分子からなる新エネルギーメタンハイドレートが豊富に存在すると考えられている。探査艇は最大で水深7000メートルまで潜水できるとされ、2010年5〜6月に行われた試験では水深3759メートルまで潜行することに成功した。水深3500メートル以下に有人潜行を行ったのは、アメリカ、フランス、ロシア、日本についで中国が5番目。中国は2002年に大規模な海洋探査計画を開始しており、これまでに100を超える研究機関や企業が計画に参加している。探査艇とその支援母船の開発、および乗組員の選抜と訓練にも、6年をかけたという。【中国環境保護部(MEP)】

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