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環境ニュース[国内]

オスパール委員会、国際水域に海洋保護地域を指定

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2010.10.07 【情報源】/2010.09.24 発表

 9月24日、ベルゲン(ノルウェー)において、北東大西洋の海洋環境保護を目的としたオスパール条約(OSPAR)加盟国が参加するオスパール委員会が開催され、世界で初めて、国際水域における海洋保護地域のネットワークが設置されることが決定された。さらに、今年4月に発生したメキシコ湾原油流出事故による損害分析も実施することに合意された。
 今回の決定では、北東大西洋における海洋保護地域の面積を43万平方メートルに拡張することが定められた。これにより、北東大西洋の約3%が保護地域となる。新たに指定された6地域のうち2地域が、国際水域にあり国家の管轄外に位置している。生物多様性条約締約国会議では、管理された保護地域のネットワークを設立することを目標に定められているが、今回の決定は、その目標実行に貢献するものである。
 また、海上産油活動における油汚染を防止するために、オスパール加盟国は、各国における法律の分析を行うことに合意した。さらに、外部機関による報告書と、欧州委員会による現状調査が実施される。これらの結果をもとに、2011年に開催される次回のオスパール委員会において、改善対策に関する決定が行われる。【ドイツ連邦環境省】

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