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環境ニュース[国内]

イギリス、国内の野生生物の生息空間と生態系ネットワークに関する第3者審査報告書を公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.10.07 【情報源】/2010.09.24 発表

 9月24日、イギリスの環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、国内の野生生物の生息空間と生態系ネットワークに関する第三者審査報告書を公表した。報告書には、動植物が繁殖する健全な自然環境を実現するための24の提言も含まれている。
 第3者審査は、ジョン・ロートン卿教授が率いる研究チームが実施したもので、野生生物の生息空間を調査し、それらが気候変動や土地需要の増加に適応することが可能か分析している。ロートン卿教授は、国内における野生生物の生息空間は狭すぎ、また連携しておらず、イギリス特有の種の減少につながる可能性を指摘している。さらに気候変動により、この状況は悪化する可能性があり、また、野生生物にはより多くの空間を必要とすると警告している。
 第3者審査報告書では、自然環境の強化と連携のために、「野生生物の特定の生息空間の更なる保護と管理」、「新しい生態系回復地域の確立」、そして、「非特定の生息空間の更なる保護」が重要であるとしている。また、ここで提示された提言は、来年公開される自然環境白書に反映される。【イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)】

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