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環境ニュース[国内]

中国政府、南極に新たな調査基地建設を計画

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.10.08 【情報源】/2010.09.27 発表

 中国の国家海洋局は、今後5〜15年以内に南極に科学調査を目的とした新たな基地を建設する予定であると発表した。これは、上海で行われた中国極地科学学術年会において、国家海洋局極地調査弁公室の曲探宙主任が述べたもので、新基地は南極に既に設置されている長城基地、中山基地、崑崙基地に続く第4の調査基地となる。これにより、中国は引き続き科学調査の強化、調査範囲の拡大ならびに輸送支援体制・危機管理体制・通信網等の向上を図るという。さらに、2011〜2015年の第12次5ヵ年計画の通り、最新式の極地科学調査船隊を建造することも明らかにした。中国では現在、砕氷船「雪竜号」が稼動しているが、これに続く新たな極地調査船(砕氷船)が既に設計段階に入っており、建造は2011年に開始し、2013年には完了する見込みという。中国は今後国際的な南極観測業務に幅広く関与し、極地に関する国際法を守り、国際的責任を果たしていくとしている。【中国科学院】

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