欧州委員会、エネルギーラベル指令に基づく4製品の委任規則案を発表

　9月28日、欧州委員会は、エネルギーラベル指令に基づく4製品グループの委任規則案を発表した。4製品グループは、テレビ、冷蔵・冷凍庫、食器洗浄機、洗濯機である。これらの委任規則案は、今後、欧州議会と欧州理事会において協議・承認され、EU官報公開12か月後に発効する。
　これまでエネルギーラベルの対象外であったテレビのエネルギー消費は、今後、AからGにラベル分けされる。ラベルは、製品に掲載され、また商品PRの場面でも提示される。冷蔵・冷凍庫、食器洗浄機、洗濯機には、既に1992年以降、エネルギーラベルが導入されている。欧州連合加盟国内で販売されている製品の90％以上が、既存のラベルで最高クラスである「A」となっている。そのため、今回の委任規則では、既存の「A」に、「A+」、「A++」、「A+++」を新たに設定する。【欧州委員会エネルギー総局】