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環境ニュース[海外]

イギリス、2000年秋に発生した洪水は温室効果ガス排出量の増加を要因とする研究結果を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.03.07 【情報源】イギリス/2011.02.16 発表

イギリス気象庁は、2000年秋にイングランドとウェールズで発生した洪水について、人間活動を起因とする温室効果ガス排出量の増加がそのリスクを増加させたとする研究結果が、科学誌「ネイチャー」に掲載されたことを公表した。オックスフォード大学のパール教授をリーダーとし、イギリス気象庁などが参加した研究チームは、イギリス気象庁ハドレーセンターによって開発されたコンピュータ気候モデルを用いて、20世紀が始まって以降に温室効果ガスが排出された場合とされなかった場合の2000年秋の気候シミュレーションを実施。また、パーソナルコンピューターのネットワークを用いた分散型シミュレーション「Climatepredictio」を用い、異常気象における温室効果ガス排出の影響を確認した。そして、保険産業用のリスクモデルリング開発会社であるリスクマネジメントソリューション社と協力し、これらの気候シミュレーションを洪水モデルに適応させることにより、20世紀における温室効果ガス排出量の増加が、イングランドとウェールズにおける2000年秋の洪水発生の確率を20%以上、増加させたことを示している。【イギリス気象庁】

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