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環境ニュース[国内]

ワシントン条約(CITES)の動物委員会会合、海洋生物と爬虫類について議論へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2011.08.03 【情報源】/2011.07.19 発表

 ワシントン条約絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約CITES)の動物委員会第25回会合が2011年7月22日まで開催される。今回の会合では、贅沢品に用いられる魚類・爬虫類の皮革の取引が議論の焦点になるとみられる。科学者や政府間機関、非政府組織(NGO)の代表者約200人が参加し、サメ類の取引、サメ保護プログラムの実施、カスピ海沿岸諸国のチョウザメ個体数管理、高級皮革製品用での爬虫類の皮の使用などについて議論する。昨年2010年の会合では、サメ類をCITESの附属書IIの規制対象とする提案が否決された。附属書IIは、現在は絶滅の危機にはないが、厳重に規制しなければ絶滅のおそれのある種となる可能性がある種を掲載したもの。否決されたことにより、市場価値の高い4魚種(アカシュモクザメ、ヨゴレ、ニシネズミザメ、アブラツノザメ)は、引き続きCITESの認可がなくても取引できるため、このサメ類の現状が懸念されているという。 【国連環境計画(UNEP)】

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