韓国環境研究所（KEI）、国際シンポジウム｢水安全保障と未来都市｣を開催

【水･土壌環境 その他(水･土壌環境)】 【掲載日】2011.08.03 【情報源】／2011.07.20 発表

　韓国環境研究所（KEI）は、経済人文社会研究センターと共同で｢水安全保障と未来都市｣をテーマに国際シンポジウムを開催した。このシンポジウムは、気候変動に起因する記録的な干ばつ、洪水、水質汚染、生物多様性の悪化に備えた対策を練るためのものである。水の安全保障への理解を高め、気候変動に適応する未来都市の建設を図るために、国内外の著名な専門家が、低影響開発（LID)やウォーターフロント都市計画、水質モデリングなど様々な課題についてのプレゼンテーションを行った。基調演説では、エジプト水資源灌漑省ナイル川水セクターのMetawie委員長が、水危機に取組む必要性と平和的な水利用の重要性を強調。アメリカ、タフツ大学のChapra教授は、土木・環境工学における水質モデリングの重要性に言及し、水質汚濁物質排出量、生態系への影響、水媒介性伝染病の間の相互作用を包括的に調査できる水質モデリングの開発に関する指針を提案した。【韓国環境部】